【動画制作・プログラミング】イマドキの子どもの習い事

先日とある体操教室を訪ねまして、そこに来ていた子どもたちとちょっとだけおしゃべりしたんです。

「走るの大好き!」と楽しそうにお話してくれた小学3年生の女の子は、「今日は体操だけど、昨日はダンス。ピアノと習字とスイミングにも行ってる!」と、何やら予定がびっしりの様子。

いろいろな体験をすることは、とても良いことですよね。

そんなわけで今回は「子どもたちの習い事」についてです。
親としてどのようにサポートしたらよいのか、そんなことも考えてみたいと思います。

 

 

小学生がしてみたいのは動画制作!

 ※写真はイメージです

 

昨年、ベネッセが行った「小学生の習い事調査」によると、今習っていることのほかに、してみたい習い事の1位が「動画制作」、2位「ダンス」、3位「プログラミング」だったそうです。

2020年の調査で小学生のなりたい職業の1位がYouTuberで、2位が芸能人、3位がゲームクリエイター・プログラマーだったことを考えると納得の結果ですね。

考えてみるとインターネットが日常にあるイマドキの子どもたちにとっては、テレビよりもYouTubeなど動画配信のほうが身近でしょうし、YouTuberになるためには動画制作やプログラミングを習いたいと思うのも、理にかなっています。

2位のダンスも3位のプロミングも、今では小学校の科目にもなっていますしね。

以前友人宅に遊びに行ったとき、小学生のお子さんがヒップホップダンスを踊ってみせてくれましたよ。
キレのあるダンス、ファッションもストリート系でカッコいい!って思いました。
想像以上に本物で、ダンスと言えばフォークダンスな昭和生まれは、ただただビックリでした。

 

 

タブレットで学ぶオンラインスクール

※写真はイメージです

 

一方、親たちは子どもに何を習わせたいと思っているのかといえば、1位「水泳」2位「英会話など語学」3位「プログラミング」という結果。

1位と2位はひと昔前とそれほど変わっていない印象ですが、3位は意外にも子どもたちと一緒なんですね。
国をあげて推進していることもあって、ICTの利用促進は子どもの習い事にも広まっているようです。

実際、オンラインで学べる「動画制作」の講座を設けているスクールもあって、プロが実際に制作するように、「企画・撮影・編集」の流れで動画制作のスキルを身に付けることができます。

また、子どもをネットの危険から守り、正しく安全にインターネットを使えるように、アニメとクイズでネットリテラシーについて学べるコースもあるそうです。

子どもは好きなことには驚くほどの集中力で、どんどん吸収していくもの。

小学生のお子さんをもつ私の友人は「職場のリモート会議で使っているTeamsを、息子が私よりよっぽど使いこなしていた」と、ビックリした様子でした。

 

 

将来きっと役立つプログラミング

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オンラインで学べる動画制作についてご紹介しましたが、コロナ禍の影響で小学生向けの通信教育がタブレットを取り入れ人気を集めつつあるようです。

教材もゲームのような感覚で学べるものが多く、勉強させられている感じがないせいか、子どもたちからも「楽しくできる」と好評。

教材によっては問題をクリアしてポイントを貯めると景品がもらえるものもあり、子どものやる気にもつながっています。

加えて今後は、親子ともに3位のプラミングが学べるスクールや、ロボット教室が増えていくだろうと言われています。

専門性の高い分野と思われていたプログラミングも、今では小学校の必修教育になっているわけですから、習い事として注目度が高まるのも必然かもしれません。

「プログラミングができると業務を効率化できる」「プログラミングを通して論理的思考力や集中力が身に着けられる」といった理由から、将来社会に出たときに大きな武器になるはずと期待を寄せる親御さんが多いようです。

 

 

2022年注目の「STEAM教育」とは?

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どんどん進化している学びの現場ですが、最近では「STEAM教育」なる新たな学びの取り組みが始まっているようです。

ちなみにこの「STEAM教育」、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・教養(Arts)、数学(Mathematics)の頭文字をとった言葉で、化学・技術・工学・数学に芸術や教養を足した教育のこと。

ひとつの物事をさまざまな視点から考える「分野横断型」の学びのことです。

アメリカではオバマ大統領の頃に本格的に取り組みがスタートして、科学技術に優れた人材を育成しようと数十億ドルの国家予算を投入して戦略的に進められており、シンガポールやインドでも国家プロジェクトとして取り組んでいます。

そうした国々に比べると日本は遅れていて、小学校でのプログラミング授業が必修化されたのも2020年度から。

国家レベルでは遅れていても、民間ではSTEAM教育につながるサービスを開始しているところがあって、子ども向けの教室も開設されています。

例えば自宅でできるものなら、アメリカで大人気の『Groovy Lab in a Box(グルービーラボインアボックス)』。

毎月送られてくるサブスク型の教材で、風船で静電気を起こしたり、アインシュタインの目を光らせたり、さまざまなミッションにチャレンジしながら、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・教養(Arts)、数学(Mathematics)の素養を身に付けられます。

ほかにも、ロボットプログラミングなどコンピュータ操作だけでなく、モノをつくり実際に動かすモノづくり系教室や、科学実験教室、パズルやブロックやカードゲームで楽しみながら数理的思考力を磨く教室などがあって、その数は増えているようです。

マニュアルに従って効率よく正解を導き出すのではなく、考えて試して失敗して、試行錯誤しながら、プログラミングのことがわかっていく。

STEAM教育はワクワクが先行する学びのスタイルみたいです。

 

 

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今回の記事はコンピュータに関わるような習い事ばかりになってしまいましたが、何をするにしても、子どもが自分から「やりたい」と興味をもって楽しめることが大事ですよね。

大人ができるのは、そのきっかけをつくること。

実際に試してみなければ、好きかどうか、楽しめるかそうでもないか、わかりませんからね。

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