たまに帰省すると気になる、実家にある物の多さ。
たとえ片付いている家でも、余計なものが多いと感じたことはありませんか?
見て見ぬふりをしていても、いつかは片付けなければならないはず。
遺品整理まではまだ遠くても、「親が施設に入る」「同居が必要になる」というケースは突然やってきます。
今からできる実家の片付け方を、早期に覚えておきましょう。
実家の片付けを後回しにしない方がいい理由
「親が施設に入ってから」と、まとめて片付けるのはやめておいた方がいいでしょう。
長年生活してきた家には想像以上に物があふれており、片付けるのはとても大変なこと。
プロに遺品整理を依頼する方法もありますが、多いほどに費用もかさみます。
自力でも可能かもしれませんが、親がいなくなる頃には自分も年齢を重ねており、気力や体力も低下しているでしょう。
実家が散らかったままでは、通帳や現金、印鑑などの大切なものが見つからずに困ることもあります。
親が嫌がらない実家の片付け方とは?
実家とはいえ、家族が口を出すのはためらわれるもの。
物を捨てることに抵抗を示す方もいます。
「捨てて!」と言い出すよりも、何気なく伝えてみるのがおすすめです。
「あのタンス地震のときに危なくない?なければ安全だし、部屋がもっと広くなるのにね」そんな会話から始めてみてもいいでしょう。
「もう古いし使っていないから捨てよう」と言われると、つい抵抗してしまいます。
物がなくなることで明るい未来が想像できるよう、前向きに話してみてください。
「いらないなら私にちょうだい」と言って、もらったフリをして捨ててしまうという手もあります。
捨てるのはもったいないけれど、誰かにあげるのなら罪悪感もない。
そんな心理を利用し、物を減らす方法も試してみてください。
人にあげてもいいぐらい執着していないものならば、あげたことすら忘れてしまいます。
親が納得する形で手放せるよう、うまく誘導してあげましょう。
すぐに捨てずに一時置き場を作る
「もう捨ててもいいよね」と思うものがあっても、親が決断しきれないのなら、すぐに捨てずに一時置き場を作って置いてみてください。
次に訪問したときに、もう一度確認してみるのがおすすめです。
じっくりと時間をかけて考えることで、手放す決断ができるようになるでしょう。
やはり親が心から納得したうえで片付けた方が、双方にとって気持ちが良いものですよね。
時間はかかりますが、早期から始めればお互いに労力も少なくて済みます。
ぜひ、できるところから始めてみてくださいね。