実家の親が年を重ね、「そろそろ介護が必要かも」と心配していませんか?
まだまだ元気そうに見えても、急な事故で一気に介護が必要になるケースもあります。
突然の介護にどうしていいか分からず、途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
元気なうちから遠距離でもできる介護について考え、いざというときに備えておく方法をご紹介します。
遠距離介護は想像以上に大変!早くにできることは?
遠距離からこまめに実家に通い、親のケアをするのは大変なこと。
自分の家の家事や育児、仕事で手一杯という方も多いです。
最初はよくても、長く継続するほどに気力も体力もなくなっていく場合もあります。
実家が遠いほどに交通費もかさみ、無理が生じてきてしまうようになるでしょう。
介護が必要になる前に実家を片付け、転倒などのリスクが起きないようにしておくこと。
通帳や印鑑などをどこに保管しているのかを、事前に把握しておいてください。
近い将来の介護が心配という方は、地域包括支援センターに相談しておくのがおすすめです。
介護サービスについて教えてもらえるのはもちろん、いざというときの援助も求められます。
親の人間関係をおさえておくことも大切です。
親が元気なうちに、将来はどうしたいのかを確認しておくのがおすすめです。
いざ介護が始まったらどうすればいい?
そろそろ介護が必要かもと感じたら、再度地域包括支援センターにて介護認定について相談してみてください。
必要と判断されれば市役所にて手続きをおこなうよう促され、介護認定へと進めることができます。
介護認定がされれば住宅リフォームやデイサービスの利用がしやすくなり、遠距離介護の手間も減らせます。
会社の介護休暇について把握しておき、必要時には取得できるよう準備しておきましょう。
介護者の家族が遠距離であることが分かっていれば、地域にてサポートできることも多々あります。
無理せずできる範囲で介護を始め、新しい生活に慣れていくようにしてください。
親との同居以外にできること
やはり遠距離は大変だからと、親を呼び寄せて同居する方もいます。
ですが、老親が住み慣れた家を離れ、若い世帯が住む家に移るのは簡単なことではありません。
高齢者には住みにくい住宅や口にあわない食事に、ストレスを抱えてしまう方もいます。
介護度があがって難しいと感じたら、施設への入居も検討してみましょう。
食事や入浴が高齢者向けに用意され、プロが24時間安全に管理しています。
費用はかかるものの同世代が多く、人づきあいを楽しんでいる方も大勢います。
様々な介護サービスをチェックし、将来に備えて選択肢を増やしておきましょう。