間違えて覚えていたかも!?【日常会話で知る誤解しやすい日本語】

普段当たり前に使っている日本語だけれど、間違って覚えている言葉は多々あるかもしれません。

大勢の日本人が間違えて使っている日本語を、日常的な会話にしてあらわしてみました。

どこが間違っているのかを想像しながら、正しい日本語を覚えておきましょう。

 

 

間違った日本語その1「子供が熱にうなされて大変」

 

「子供が風邪を引いて、高熱が出てしまったの!昨夜は熱にうなされて一晩中大変だったわ。今朝には熱が下がってホッとしたけれど」

なんてことのない会話ですが、「熱にうなされる」は間違いで、病気で高熱を出し、うわごとを言うことは「熱に浮かされる」といいます。

 

「うなされる」と「浮かされる」は聞き間違いやすく、多くの人が間違えた結果、誤用されるようになったのかもしれません。

ちなみに「うなされる」の意味は恐ろしい夢を見て、思わず声を出してしまうこと。

熱に浮かされているときと状況が似ているので、間違えても仕方がないのかもしれませんね。

 

 

間違った日本語その2「苦手な先輩と二人っきりで間が持たない」

 

苦手な方と二人っきりになると、会話も盛り上がらない。

なんとも微妙な空気になり、時間が遅く感じるときもありますよね。

 

こんなとき「間が持たない」という言葉が出てきてしまいますが、「間が持てない」が正解です。

 

たった一文字「た」と「て」が違うだけ!それだけに多くの大人が間違えて使用しています。

ですが、「持たない」よりも「持てない」の方が状況としてはしっくりとくるので、一度覚えてしまえば忘れなさそうですよね。

 

自分ではどうしようもない「間が持てない」の方が、より辛いシーンが想像しやすいかもしれません。

 

 

間違った日本語その3「小春日和で桜も満開!お花見もゆっくり楽しめた」

 

とても暖かく過ごしやすい日の、お花見を楽しんだSNSの投稿。

桜が咲く季節に「小春日和」を使うのは間違いなんです。

 

小春日和というのは、秋から冬にかけて使う言葉。

まるで春のように温かく、晴れた日を指します。

 

春なのに「今日はまるで春みたい」と投稿してしまうことになるので、いらないツッコミをされてしまうかもしれません。

小春日和を使うのならば、11月から12月上旬ぐらいを目安にしてみましょう。

 

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多くの人が間違えやすいだけに、間違えて覚えていたことは恥ずかしいことではありません。

ですが、正しい日本語を覚えると子供にも教えてあげられるし、何気ない言葉にも興味が持てそうですよね。

他にも間違いやすい日本語はもっとあるので、家族や友達とも一緒に探してみてくださいね。

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