原材料価格の上昇や不景気のあおりを受けて様々な物が値上げされている今、「節約しないといけないな」「将来のために貯金を増やしたい」と思っている方も多いと思います。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」(令和3年)によると、二人以上世帯の貯蓄額の平均は、30代で752万円(中央値238万円)、40代で916万円(中央値300万円)、50代で1,386万円(中央値400万円)だそうです。
30代~40代は結婚・出産・育児・マイホーム購入など、出費が多くなるライフイベントが多数あることから、全世帯平均よりも低くなっています。
50代~60代は大きな出費が落ち着き、退職金の受取があることも一因で貯蓄額が多くなっています。
「貯金を増やさなくては!」と思うものの、何をすれば効果的な節約になるのか、具体的にはあまり良く知らないという方もいるのではないでしょうか。
ただやみくもに我慢しても実は効果的な節約になっていない、なんてことも。
今回はこんな状況だからこそ実践したい、節約術やお金を貯めるコツをご紹介していきます!
1.まずは固定費の見直し
具体的に節約を始める前に、まずは無駄な出費がないかの確認をしましょう。
その中で、もっと出費が減らせそうな項目をピックアップし、今よりも安くできる方法がないかを探してみましょう。
特に、携帯代や保険、ガスや電気に関しては見直しておきたい部分です。
2. 格安プランや他サービスとの紐づけプランに変更する
多くの方が見直すことで固定費を減らせる部分が携帯電話です。
長年同じ携帯電話のプランを使ってきた方はショップに行ってプランの見直しをしたり、格安スマホに変えることで月々の携帯代が下がります。
ガスや電気に関しても、今ではガスと電気がセットになったプランや、携帯やインターネット回線との紐づけをすることで割引になったり、ポイントが還元されたりするプランも多くあります。
3. キャッシュレス決済を利用する
今では多くの施設や店舗で利用できるようになったキャッシュレス決済。
毎月決まった額をチャージしてその金額でやりくりするようにするのがおすすめです。
アプリを使えば支出や残高をすぐ確認することができるので、家計簿をつけるのが苦手な方でもお金の流れを把握しやすくなります。
また多くのキャッシュレス決済ではポイントが貯まりますので、現金で支払うよりも結果的にお得にお買い物できます。
4. つい買ってしまう人はまずは家の中の整理をする
セールやお買い得商品を見たらつい買ってしまうけど、同じようなものが家にあったり、長年使わないままになっていたりするものがありませんか?
心当たりがある方はまず家の中を整理して本当に必要なものを把握しておきましょう。
そしてお買い物の時、手に取ったものが今必要なものなのかどうかを考えながら買い物することで、無駄な出費を抑えられます。
5.お金にも働いてもらおう!
より貯蓄を増やしたい方はNISAやiDeCoなど、お金を増やすことも始めてみましょう。
これらは必ずしもお金が増えるという保証はありませんが、多くの方が貯蓄を増やすことに成功しています。
事前に知識をしっかりとつけ、銀行などの金融機関に相談することでベストな投資ができます。
今回ご紹介した通り、まずは生活にかかるお金の流れを把握することが節約や貯金に繋がります。
食費など、必要不可欠なものを削って微々たる金額を節約するよりも、お付き合いの頻度を減らしたり、サブスクを見直したりする方が節約できる金額も大きく、ストレスになりづらいです。
今はまだ何もできていないという方は、今回ご紹介した内容を参考にしていただき、節約や貯金を成功させてくださいね!