初めまして!「しゃおり(@shaoillust)」です。
元地方公務員、フリーのイラストレーター・漫画家になり6年目。2人姉妹の母です。
「しゃおりのイラストエッセイ」では
自由を求めてフリーランスになったものの、自分で自分をがんじがらめにしていた私が少しずついろんな思いを手放して、成長していく様子(笑)やフリーランスとして働きながら子育てしてきて思ったことなどを振り返って描いていきたいと思います。
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今日は、登園拒否、不登校、出社不可(?)のお話。
私…オール経験者です!笑
幼稚園・小学校低学年の頃は、外の世界へのよくわからない不安から?行けない時期がありました。お母さんについてきてもらったことも。
高校時代は、学校に行ったフリして途中の駅でフラフラしたり、授業を抜け出して友達と校庭でギター弾いたり(青春かw)学校行ってても、授業中全部寝たりしてました。
新卒で入った会社では、無理をして働いていたら、ある朝倒れて行けなくなり。うつの診断でしばらく寝たきりになりました。
その後、少しの休みを経て公務員になりましたが、娘のひどいアトピー、自分自身も乳腺炎で高熱が下がらないことが続き、育休復帰1年で退職。その後フリーランスとなりました。
とにかく、毎日同じ場所・同じ時間に、同じことをしに行くことが困難でした。
めっちゃ社会不適合者~!
でも「休みたい、のんびりしたい」というよりは
「もっとこうしたい、もっと自分の好きにしたい」
って思ってました。
誤解を恐れずに言えば、どんな集団にいても
「こんな考え方の場所にはいたくない」
とも、よく思っていました(^^;;
というと強気に見えますが
行けない時、その場所を去る時
いつも
「私がダメなんだ、間違ってるんだ」
と思っていました。
不登校や、会社に行けないこと。
「みんなと同じ」ができないことを
「できなくてもいいよ」
「行けなくてもいいよ」
と「許す」言葉ってよく聞くけど。
ある時、
「私は、そうやってできる子を褒めてあげたい!!」
「何十年前からみんながやってるっていうだけで続いてる古い常識を「おかしい」と思えるのってすごいこと!」
という言葉を聞いて。
胸が、ガーーーンって熱くなりました。
そうだよな。
「許す」ってなによ。って。
許すってことは、自分が悪いとか、残念っていう前提じゃない。
体調を崩してお仕事を辞めたりとか
どうしても組織で続かないとか
周りの空気に「なんか変だな」と思って、気を揉んで疲れたりとかしてる人ってさ
「頑張れない」「変」「だらしない」「弱い」
ってことは全くなくてさ
自分の頭で考えることのできる、正直で強い人なのかなと思います。
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…と。こんな気持ちになったのは、3、4年前のことなんだけど
時代はどんどん変わってきてるし、ちょっと歳をとって(笑)私の気持ちも変わってきてるな、と。
今は「みんなと同じ」がちゃんとできる人たちに、尊敬しかない。
「みんなと同じができない」と思っている子どもや大人には、それはあなたの強さだよ、って言いたい。
強いて言えば、同じような辛い思いを何度も繰り返してしまうのならば、自分の「強さ」を認めて、そのままの自分を出してみよう。きっと、愛されるから。って言いたいかな。
「みんなと同じことはできるけど、本当はしんどい」と思っている人は、自由な人を叩くんじゃなくて、自分にも自由を許せたらいいしね。
みんなが自分の個性を安心して出せる、それで助け合える世界でありますように。